フランシス・シェーファー
現代アメリカの「宗教右派」が形成される思想的バックボーンとなったと言われる、晩年のシェーファーの著作『クリスチャン・マニフェスト』、また昨年シェーファーの息子フランクが出版したメモワール、『Crazy for God』から伺われるシェーファー家の悲しい機能不全な姿などについて、11月10日の記事のコメント欄で意見交換が続いている。(こちら)
後期シェーファーの神学の問題やそれが現代アメリカのクリスチャンや社会にどのような影響を及ぼすようになったかなども深遠なトピックだけれど、私個人的にはやはり、親として子どもに何を伝えるのか、そこが一番気になる。(というか、前者は私には難しすぎる問題だし。汗)
おまけ。ジョエル・ハンターの『A New Kind of Conservative』もメモ。
ジョエル・ハンターはフロリダのメガチャーチの牧師で、2年前にアメリカのキリスト教右派の政治的な団体であるクリスチャン・コアリーションの次期代表に選出されたものの、役員会との考えの相違により、実際に就任する前に自ら辞任したという人。(ハンターは、貧困や環境問題など、もっと幅広い問題についても考慮すべきだと言い、役員会は、従来どおり中絶と同性愛婚反対だけでいいと言ったらしい。)
ハンターの姿勢は私の目にはとても新鮮にうつったし、彼が保守派クリスチャンとしての価値観を妥協することなく今の社会に対応していくためにどんな提案をしているのか、興味のあるところ。
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