ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

御名を讃えます

 14日の日記でぼぼるパパが流体実験室の落成記念祝賀会について触れていたけれど、実はこれは私にとっては約2年にわたった祈りの答えであり、とても感慨深いことなのだ。

 2003年の9月9日の日記に、私はぼぼるパパの仕事での行き詰まりについて書いた。当時のパパはシカゴにいることが苦痛で、悶々としていた。他所の大学に移ることも真剣に考えていた。詳しいことは9/9の日記に書いた通りなのだけど、そんなパパを見て、私は「もしも、シカゴでのセカンドタームがそろそろ終わって、次の地へ移るべきならばそのようにお語りください、その時にはシカゴでの暮らしはあなたの御手にお返しします、しかしそうではないのなら、ぼぼるパパの仕事を祝福し、彼がこの地でアンハッピーにならずにすむようにしてください」と祈っていた。それと相前後して、シカゴ大学の地球物理学科にパパが主幹となって流体実験室を建設することになり、パパは俄然忙しくなった。

 それでも、忙しくなりながらも彼の中ではまだ迷いが払拭しきれないようで、また他の事情もいろいろあって、それから半年くらいはかなり精神的に厳しく、私たち夫婦はいろんなことに揺さぶられていた。神さまの御心は何なのか、自分の思い込みや勝手な期待によって神さまの御声を聞き間違えることがないように… 自分の心を探られつつ、主の御旨を求める日々だった。

 実験室の建設も、なかなか一筋縄ではいかず、うまく行くかと思うとがっかりするようなことが起き、そんなことが何度も繰り返され、祈りつつ傍で見ている私は随分キリキリ、ハラハラさせられた。かなりいろんな障害が取り除かれ、いよいよか、と思ったときにもそれを頭から潰されるような悪い知らせが入ったこともあった。その時のことは去年の6月16日の日記に書いた。そして次の日、祈りのパートナーのH子さんと祈っているときに、この件のうえに主の御手が置かれていることをはっきりと確信し、天ではすでに神さまがことを成就してくださったことを知った。あとはこの世でもそれが実現するのを待てばいいばかりだとわかった。それまで私にまとわりついていたこの件に関する様々な不安や恐れから、そのとき完全に解き放たれた。

 そうして紆余曲折を経て建設された実験室が、この6月、いよいよ完成して落成記念式典がもたれるのだ。この実験室は、かつてシカゴ大学で教鞭を取っていた有名な流体力学者、デイブ・フルツ博士の記念実験室として建てられた。「フルツ・メモリアル・ラボラトリー」だ。ぼぼるパパも書いていたように、式典には卒業生やその他、この業界で活躍している人たちが出席してくれるらしい。まぁ、式典はどうでもいいんだけど、とにかく、神さまがぼぼるパパのシカゴでの仕事を祝福してくださり、それによって御心を私たちに示してくださったのが何よりも嬉しい。

 話が変わるけれど、今朝の礼拝のとき、ミッショネットの私のクラスの女の子たちが、最前列と2列目の座席をズラリと並んで陣取っていて、なかなか壮観な眺めだった。 それを見て私はThey are all my girls!! と思って、彼女たちのことが誇らしく、胸が一杯で、ただ主に感謝した。

 だけど神さま、実験室も、この女の子たちも、あなたが私たちの手に委ねてくださったものだからといって、執拗に握りしめていたいとは思っていません。あなたが「手を放しなさい」とおっしゃるなら、いつでも放します。そしてあなたが「行きなさい」とおっしゃるところに、いつでも行きます。私が本当に握りしめていたいものは、あなただけです。私の目が本当に見つめていたいものは、あなただけです。偉大なる神さま、あなたの権威あるお言葉によってこの世は造られ、支えられています。その王なる主の御目が、小さな被造物にしか過ぎない私たちの上に注がれ、愛によって導いておられることに私の心は震えます。イエス様、ただあなたの御名だけに、すべての栄光と誉れとがありますように。

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