ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

グーゴル/Murderous Maths

 あっという間に時間が過ぎていきますね。この日曜日からまた冬時間に戻り(日本とシカゴの時差は15時間)、今日はハロウィン。ケンスケはこの日をずっと楽しみにしていたのに、昨日から体調を崩し、ちょっと熱っぽい。学校ではハロウィンパレードやパーティーが予定されているのに、ちゃんと行けるだろうか。(ちなみに彼の今年のコスチュームはバットマン。)
 ケンスケと言えば、また親ばかネタで恐縮ですが、先日こんな質問をした。
ケ 「一番大きな数は、数字がいくつあるの?」
は 「は? どういう意味?」
ケ 「だからー。9は1でしょ。10は2でしょ。99は2でしょ。100は3でしょ? 一番大きな数は、数字がいくつあるの?」
ははぁ! 桁数のことを聞いているのか。しかし、一番大きな数字は何桁かなんて、わからないよ。
は 「一番大きな数は何だか知ってる?」
ケ 「インフィニティ(無限大)でしょ。数えられないんだよね。」
は 「よく知ってるねぇ! だから、一番大きな数に数字がいくつあるかも、数えられないんだよ。」
と、ここでエミが登場。
エ 「ゼロが100個ある数字は、グーゴルっていうんだよ。そして、10のグーゴル乗は、グーゴルプレックスっていうの。いくつゼロがあるのかわかんないけど。Googleはグーゴル(googol)をもじったものなんだって」
は 「ええっ、そうなの? 作ってない? 本当?」
エ 「本当だよ。Murderous Maths で読んだもん。」

 本当かいなと思って調べてみたら、本当だった。

 これで私も一つ賢くなった。ケンスケもいいこと習ったね…と思ったら、ケンはエミがグーゴルの話をし始めた頃には、もう他のことに気を取られていて、全然私たちの会話を聞いていなかった。彼のアテンションスパンがもう少し長ければよかったのに…(苦笑)

 ちなみに、エミの話に出てきたMurderous Maths books ですが、これはイギリス発の児童書で、数学のいろんな概念を面白可笑しく、時にはイギリス独得のユーモアや皮肉も混ぜながら書かれたもので、英語圏にお住まいで小中学生のお子さんがいらっしゃる方には大変お勧めです。私たちも、イギリスに住んでいた時にこのシリーズに出会い、たくさん買って来ました。アメリカからでもアマゾンで購入できるようです。同様のシリーズで、Horrible Science, Horrible History, Horrible Geography もあります。 サイエンスのシリーズもとてもよくできています。みんに言わせると、歴史のシリーズはいまいちだったそうですが、一つには、ヨーロッパ人の目から見た歴史だからかもしれないですね。そういえば、イギリスの小学校では低学年の子どもたちがこのシリーズをむさぼるように読んでいたのが印象的でした。
 あ、調べてみたら、Murderous Mathsの日本語訳も一冊だけ出ているようです。

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