ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

「どこ愛」〜Every Woman's Battle〜

 
 『チョット聞けない男女のお・は・な・し』(いのちのことば社刊)の著者、水谷潔先生が『あなたはどこに愛を探していますか』を絶賛してくださっている。水谷先生は、小さな命を守る会の主事で、「命と性の日記〜日々是命、日々是性」という大変興味深いブログをなさっておられる。

 その水谷先生、『あなたはどこに…』に「どこ愛」というニックネームまでつけてくださり、先生のブログでも、「『どこ愛』に学ぶ女性の性」というタイトルで4回シリーズで取り上げてくださった。

 その中で、

 すべてのクリスチャン女性は必読!性的葛藤を覚える女性は超必読です。男性たちも大推薦です。未婚の男性は女性が聖母でも天使でもない自分と同じ性的罪人であること、等身大の女性を知って欲しいです。その点については、既婚男性も同じかもしれません。女性不信や危機感を抱くのでなく、妻の心と性についての深い理解を得て、性生活に限らず結婚生活全体の質的向上につなげていけたら最高だと思います。(7・11)

 

本気で思います。キリスト教界に「どこ愛」ブームが起こらないかと。女性の性とそれについての聖書の指針が広く知られたら、どんなにかクリスチャン女性たちが幸せになるだろう、クリスチャン男性たちもどんなに愛情深い夫たちになるだろうかと思います。(7・12)

とおっしゃっておられる。私も、「どこ愛」は、今までおおっぴらに語られること少なかったけれど、原書のタイトルの通り、「すべての女性の戦い」として女性たちが大なり小なり経験するある種の葛藤に、神様の光をあて、聖書的な指針を与えていると思う。

 「どこ愛」を読んでくださったあるクリスチャン既婚女性は、性的誘惑の問題に関してはジョシュア・ハリスの「誘惑に負けないために」をすでに読んだから、「どこ愛」は読まなくてもいいかなと思っていたけれど、読み比べてみるとやはり前者は男性向き&若者向きであり、ある程度の年齢の女性にとっては、「どこ愛」の方がしっくりくる、とおっしゃっておられた。ある30代の独身女性は、職場で既婚の上司との間に誘惑を感じることがあると語ってくれた。今や30代以上の独身女性は少しも珍しくない。そして現代のこの世の風潮の中にあって彼女たちが直面する誘惑や葛藤も、一昔前よりずっと熾烈なのかもしれない。(ちなみに、本書の著者は、全成人女性のうち約10%は性的誘惑や葛藤を覚えることは全くない生活を送り、10%は依存症的ともいえる問題を抱え、残りの80%はさまざまな程度の何らかの誘惑や葛藤を持っているだろうと言っている。)

 水谷先生は、ブログで男性の性についても語っておられるし、結婚のこと、中絶のこと、恋愛のことなど、幅広いトピックについて、理想論としてではなく、現場でいろいろな状況を見て、関わってこられた経験から具体的な提言をなさっておられる。なかでも、神様が人間に性欲を与えられたのは、恋愛するためでなく結婚するためである、とおっしゃられているくだりがあり、本当にそうだなぁと唸らされた。今の社会では、恋愛を偶像視してしまう「恋愛至上主義」みたいなものがはびこっていると思うが、それは、神様が人間に与えられた異性を慕う思いや性欲を、おもいきり履き違えているのだ。

 私自身、自分の中にさまざまな誘惑に揺さぶられてしまう弱さがあることを重々認識している。そしてこの戦いは、既婚者であればまず夫婦の関係、そして既婚でも独身でも同性同士の友情という安全で恵みと真理のある場所で、みんなでスクラムを組んで戦っていくべきものなのだと思う。神様、この戦いにおいても、私たち一人ひとりが勝利を得、あなたが与えようとしてくださっている最上のものを豊かに楽しむことができますように。

 水谷先生のブログより、「『どこ愛』に学ぶ女性の性」シリーズ

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