Nothing is too small or too big for God
今夜のミッショネットでの出来事。レッスンの途中、アネットがおもむろに手を挙げて青ざめた顔で言った。「ポケットに入れておいた携帯がなくなっちゃったんですけど、廊下に落としたかもしれないんで探してきていいですか?」 携帯をなくしたんじゃショックだろうと思い、「いいよ」とすぐに行かせてあげた。しばらくすると、肩を落として戻って来て、「なかった…」 最後に確認したのは教会に来る途中の車の中だと言うので、落としたとしても教会のどこかか、車の中のはず。
「じゃあ、みんなで祈ろう。神さまは私たちの生活の全てに関心を寄せておられるんだもの。私たちが何を祈ろうと、神さまにとって小さ過ぎることも大き過ぎることもないんだからね」レッスンを一旦中断して、みんなで祈った。祈ったらアネットは俄然希望が湧いたのか、「もう一度階下に行って、事務室に落とし物として届いてないか、聞いて来る!」と立ち上がった。足早に教室を出るアネットの後ろ姿を見ながら、見つかりますように、と私は心の中でもう一度祈った。でも、戻って来たアネットの表情は暗かった。仕方がないので、とにかくレッスンを再開しようとしたちょうどその時、ブリアナの携帯が鳴った。
かけてきたのはブリアナのお母さんで、車の中にアネットの携帯があったよ、との知らせだった。それを聞いたとき、私たちはみんな一斉に「キャー! Thank you, Jesus!」と叫んだ。些細な出来事かもしれないけれど、こういうことの積み重ねって信仰生活には大切だよね。女の子たちにはとても励ましになったと思うし、私も励まされた。神さま、本当にありがとうございます。
アネットが初めて教会に来たのは去年の大みそかのユースグループのイベントだった。そして2月初めのミッショネットのウィンターキャンプでイエス様を救い主として受け入れた。ブリアナのお母さんがアネットをいつも教会に連れて来てくれるおかげで、彼女もすっかり馴染み、霊的にもどんどん成長している様子が手に取るようにわかる。まさに乾いたスポンジが水を吸収するようで、半年前にはイエス様のことを全然知らなかった子とはとても思えない。今日、先月買ってあげた聖書につけるための聖書カバーを買いに、アネットを連れてキリスト教書店に行ったのだけど、その途中の車の中で、ケンがなぜか「神さまはどうして人間を造ったの?」なんていうやけに意味深長な質問をした。そしたらそれに答えてアネットは「Because He wanted to love someone」と言ったので、私は唸ってしまった。あぁ神さま、あなたのさらなる恵みと祝福がアネットの上に、そして他の子たちの上に、豊かに豊かにありますように!