ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

博物館に行って来た

 今日は、子供たちの学校がお休みだったので、ケンとま〜や、そしてエミとエミの友達のSくんを連れて、シカゴの科学産業博物館へ行って来た。(みんは、春のミュージカルの練習があったため、残念ながら来れなかった。ぼぼるパパは大学。)
 今、科学産業博物館ではBody Worlds2という特設展示をやっていて、それがすごかった。本物の人間の遺体を、プラスティネーションという解剖学の技術を使って保存し、スライスしたり、皮膚をはいで筋肉を露出させたり、神経系だけを取り出したり、筋肉や内蔵や骨格の位置関係などを示したり。もちろん、遺体のドーナーは、生前にこの研究の目的を理解し、それに同意した人たち。(私なら、臓器の提供はしてもいいけど、死後にこんなふうに皮膚を剥かれたり、いろんなポーズを取らされたりするのはどうかなぁと、ちょっと思っちゃったけど。)たとえばこのページのこの写真、本物の人間の身体なんですよ。人体に含まれる水分と脂肪分を合成樹脂と入れ替えて、細胞組織の構成を殆ど保ったまま、腐敗したり悪臭を放ったりすることのない標本を作るのだそうです。(プラスティネーションについては、ウィキペディアに詳しい説明がありました。)

 他にも、オムニマックスシアター(半球上のスクリーンに映像を写す)で、The Human Body という映画をみたり、科学産業博物館のいろいろな常設展を楽しんだり。この博物館に来たのは久しぶりだったけど、やっぱり素晴らしいですね。大人も子供も楽しめるので,家族連れで来るにはピッタリの場所。幼児から小学生くらいまでの子供が楽しめるコーナーもあって、ケンもま〜やも大喜びでした。(このコーナーには、エミが幼稚園の頃はほぼ毎月遊びに来ていたものだった。)
 ちょうど筋トレなどを始めたばかりの私にとっては特に興味深い展示や映画で、改めて神様の創造の素晴らしさ、精巧さを思って感嘆した。エミの友達のSくんは自称「無神論者」なんだけど、こういうのを見てどう思ったかな。
 
 もっといろいろ書きたかったけど、さすがに疲れたので今日はこれまで。明日もエミの高校のサマースクールの申込みがあって、朝が早いのだ。土曜日だというのに…

追記:
プラスティネーションですが、最初はすごいと思ったものの、実は展示をみながら、なんとも言えない違和感を感じていました。なんというか、人間の尊厳に対する敬意が足りないというか、本物の人間の身体を、まるでおもちゃか何かのように扱っているように見え、やっている人たちの不遜さを感じたというか… 展示を見ている最中は、「でも、これは教育的な展示だし」と自分に言い聞かせていたのですが、後になんともいえない不快感が残ったのは否めません。ということで、それだけ付記しておきます。

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